お中元のお礼状 ビジネスマナーでの書き方と参考例文をご紹介します

7~8月のお役立ち情報

仕事関係でのお中元を頂いた際のお礼状の書き方が分からない・・・。

相手がお客の立場

自分がお客の立場

でも書き方は違ってきます。

そんなお礼状のビジネスマナーと書き方について、この2つの立場を踏まえながら紹介していきます。


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お中元のお礼状 ビジネスマナーについて

せっかく頂いたお中元には、お礼状を出すのが当たり前の礼儀です。ビジネス関係ともなれば、お礼状ひとつでも、その会社の質が見え隠れするものです。

 

あなたが書く=会社が書く

 

ということにも繋がりますね。お礼状の書き方を心得ておくことはとても大切なのです。

 

そこで・・・

相手がお客の立場
自分がお客の立場

この2つの立場にて、お礼状に関するマナーを紹介していきます。

 

 

いつまでにお礼状を出すといいの?

お中元を受け取ってから遅くても1週間以内に出すのが礼儀です。
大切なお客様であったり、重要な取引先が相手である場合は3日以内に出しましょう。

 

 

頭語と結語の使い分けについて

頭語と結語とは?

【頭語】拝啓・謹啓  意味 ⇒ 謹んで申し上げます
【結語】敬具・敬白  意味 ⇒ 謹んで申し上げました

を意味します。この頭語と結語の使い分けとして・・・

自分がお客の立場
お中元をくれた相手が仕入先である場合(お互い人手が足りない時に仕事を出し合う同業者などの場合も含みます)

相手がお客の立場
お中元をくれた相手がお得意様であったり、主要取引先(大手メーカーなど)である場合

自分がお客の立場
【頭語】拝啓【結語】敬具

相手がお客の立場
【頭語】謹啓【結語】敬白

拝啓よりも謹啓の方が敬意が強い
敬具よりも敬白の方が敬意が強い

お得意様や主要取引先には
【頭語】謹啓【結語】敬白を用いましょう。

 

 

手紙で出すかハガキで出すか

相手がお客の立場

手紙にて縦書きにて出しましょう。(できれば手書きが望ましいがお礼状を出す数が多いときは印刷に頼る場合もあります。)

仮に印刷で出すにしても楷書などの字体で縦書きで印刷したり、宛名は手書きで書くなどの気配りは必要ですね。

 

自分がお客の立場

手紙かハガキで出しましょう。最近ではお中元を多くもらう企業の場合、定型文を印刷したハガキで出している場合も多いので問題ありません。

私の勤務する会社でもお中元をお渡ししたお客様から頂いたお礼状は、殆どハガキに印刷文字ばかりですね。ハガキに印刷文字なので日付の部分だけ手書きだったりします(笑)

逆に手書きだと目立つので、企業としての評価が得られるかもしれませんね。

 

お中元のお礼状の書き方について

次にお礼状の書き方についてご説明します。

 

文章の構成

文章は前文・主文・末文・後付けの構成となっています。

前文
頭語 ⇒ 時候の挨拶(残暑の候~)⇒ 相手への言葉(お変わりなくお過ごしのことと~)

主文
お中元に対する御礼の内容(協力業者などの親しい間柄の場合はお品の感想は述べても構いません。)

末文
結びの挨拶(時節柄、くれぐれもご自愛~)⇒ 結語

後付け
日付け(お礼状を出した日)⇒ 差出人(あなた様の企業)⇒ 宛名(相手先の企業)

 

 

差出人・宛名の注意点

宛名は必ず株式会社と書きましょう。(株)は省略していることになり、失礼に当たります。
差出人の場合は(株)でも構いません。

 ○は1字分あける

 

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お中元のお礼状 参考例文をご紹介します

ご参考までに一般的な場合と丁寧に対応する場合とでの参考例文をご紹介します。

 

こちらお客の立場

【前文】
謹啓 残暑の候、貴社ますます御繁栄のこととお喜び申し上げます。平素は格別のお引き立てを賜りまして、厚く御礼申し上げます。

 

【主文】
この度は、大変結構な御中元の御品をご恵贈いただき、誠にありがとうございました。平素はこちらこそお世話になっておりますのに、このようにお心遣いいただき恐縮に存じます。今後とも変わらぬご厚意を賜りますようお願い申し上げます。

 

【末文】
時節柄、社員皆様の御健勝をお祈り申し上げます。まずは略儀ながら書中をもちまして、御礼申し上げます。

敬具

 

【後付け】
平成三十年七月●●日

(あなた様の会社名)例(株)ビジネス
(あなた様の社長名)例 代表取締役 △△ △△

 

 

相手がお客の立場

【前文】
謹啓 残暑の候、貴社ますます御繁栄のこととお喜び申し上げます。平素は格別のお引き立てを賜りまして、厚く御礼申し上げます。

 

【主文】
さて、この度は大変結構な御中元の御品をご恵贈いただきまして、誠にありがとうございました。平素はこちらこそお世話になっておりますのに、このようにお心遣いいただき恐縮に存じます。いつもながらの御芳志に心より御礼を申し上げます。

 

【末文】
時節柄、まだまだ暑さ厳しくなりますので、くれぐれもご自愛の程お祈り申し上げます。末筆ながら、○○社長殿の御隆盛を御祈り申し上げると共に、まずは略儀ながら書中をもちまして御礼申し上げます。

敬白

 

【後付け】
平成三十年七月●●日

(あなた様の会社名)例(株)ビジネス
(あなた様の社長名)例 代表取締役 △△ △△

(お取引先の会社名)例 株式会社マナー
(お取引先の社長名)例 代表取締役 ○○ ○○ 殿

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。お礼状はビジネスマナーのポイントさえ抑えておけば恐れることはありません!それと手書きの場合についての補足ですが、

 

筆記用具について

手紙での筆記用具は毛筆がベストですが、万年筆やボールペンでも構いません。当然のことながら文字の色は黒が望ましいです。

 

普段パソコンで印刷する機会が多く、手書きで字を書く機会も少なくなってきたかと思いますが、

 

手書きは心が伝わります

 

お時間が許すのであれば、手書きにチャレンジしてみてはいかがでしょうか(^v^)

ごらんいただきまして、ありがとうございました!

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