読書感想文の書き方 小学生低学年に書かせるコツとワークシートの利用

7~8月のお役立ち情報

初めての夏休みで初めての読書感想文を子供が書く。ただ、1年生って読書感想文の書き方さえ良く分からなかったりします。

親心としては、1人の力で書いて欲しい!可能な限り親は手助けしたくないが、分からないなら手伝ってあげないと無理かな・・・

などとお悩みのあなたへのご参考にしてください!

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読書感想文の書き方 小学生低学年の文から先生は何を判断しているのか?

まず最初に前置きが少し長くなりますが、大切なことなので目を通していただけたらと願います。

早く低学年向けの文章の書き方のコツを知りたいかとは思いますが是非・・・。

 

私が小学生の頃は親に読書感想文を手伝ってもらったことは一度もありませんでした。1人の力で宿題をやらないと意味がない、という考えがあったのでしょう。しかし当時の私は、

 

読書感想文の書き方が分からなかった

 

分からない状態で感想文を書けと言われても書けなかったのです。子供ながらに考えた感想文は、本にある【最後のまとめ】や【最初のあらすじ】の内容を少し変えて書き、提出していました。

結果、当然と言えば当然ですが、先生には毎回『手抜きだ!』と怒られていました。

 

読書感想文を親が手伝うことは子供のためにならないのか?

親が宿題を手伝うことは子供のためにならない?

いえ、決してそうではありません。学校では読書感想文の「書き方」や「何を書くか」など、全く教えていなかったりする学校もあります。

知人の小学校の先生に聞いてみたら、その小学校では、あえて教えないという方針でした。

 

読書感想文から先生は何を判断しているのか?

読書感想文やその他夏休みの宿題の出来不出来は成績に含まれることは殆どない、という学校が多いとのこと。

しかも低学年なので、書き方が分からないのは当然のことです。それなのにあえて書き方を教えないのはなぜか?

先生が1番見ていることは

親の養育や教育態度を判断している

親が完全に学校まかせ、子供まかせで宿題をさせているかどうかは読書感想文を見ると良く分かるそうです。

 

①親が手伝い過ぎている
②親が無関心である
③親が上手に手伝っている

その結果↓

①文章が出来すぎている
②文章が支離滅裂になっている
③文章がその子なりの考え・言葉で書かれている

大切なのは③で、親がどのように手伝っているのか?がポイントになります。
※次の章で詳しくお話しますね。

 

読書感想文を書かせる他の狙いとは?

読書感想文は1年~6年まで総合的にみている学校もあります。つまり、子供を成長させる場としての考えがあります。例えば日常の宿題を例にすると、

 

出来なかったことが出来るようになる

昨日解けなかった問題が解けるようになれた

 

そうした、子供の中におきてくる「変化」を大切にしながら、個別に対応したり、今後のその子への指導方針に役立ていくのです。

先生が読書感想文でその子の何を見ているのか?それは、

 

「変化」つまり「成長」なのです。

 

その子にとって読む前と後で、自分の中で何が変わったのか? 考え方や心の持ちかたが変わったかもしれません。

その変わったことが、今後の自分の成長にとってどんな意味を持つのか?それを生徒自身の言葉で聞き出したい!というのが狙いでもあるのです。

素晴らしい読書感想文には必ずそれを書いた子の中での「成長」が見られるような文章になっているのです。

 

読書感想文の書き方 まだ何も分からない小学生に書かせるコツとは

前置きにお付き合い頂きありがとうございました!それでは本題に入っていきます。前章で言った親が上手に手伝っているとはどういったことなのか?というと、

 

手伝うのではなくサポートしてあげるという考え方

手伝うというと、我が子のためにならないという考えが出てきてしまうかもしれません。

 

サポートしてあげる

 

という考え方はどうでしょう?

【サポート】が【手伝う・口出しする】という考え方の場合【手出ししない】が【教育を放置する】と同じ考え方に通じるとも言えるのではないでしょうか。

 

大切なのは「自分で出来た!」という自信

まだ低学年のお子さんを放置すると、今から「読書感想文大嫌い症候群」になってしまうのも怖いものです。

「自分で出来た!」と思わせる程度に親が【導いてあげる】ことが大切!と私自身の過去の経験からでも強く感じちゃうんですよね~

そうは言っても、その導き加減が難しく感じちゃうんですけどね(笑)

次の章ではその【導きかた】についての考え方についてお話します!

 

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読書感想文の書き方 1~3年の小学生にはワークシートを活用しよう!

読書感想文で大切なことは親が考えることではなく、我が子が自分の頭で考えること。

親はサポートとして、その考え方を教えてあげればいいのです!

そこでワークシートという形で考え方を教えてあげてはいかがでしょうか?

 

ワークシートの参考例

 

参考例1年生向け

【あらすじ】
どんなお話だったの?

【感じたこと】
読んでいて1番楽しかったのはどこ?

なぜ楽しいと思ったの?

その楽しいことで自分なら他に何かしたいことないかな?

 

参考例2年生向け

【あらすじ】
どんなお話だったの?

【感じたこと】喜怒哀楽
読んでいて嬉しかったこと、腹が立ったこと、悲しかったこと、楽しかったことはなに?

なぜそう思ったの?

その思ったことで自分なら他に何かしたいことないかな?

 

参考例3年生向け

【あらすじ】
どんなお話だったの?

【主人公視線】
主人公ってどんな人なの?

主人公は何をしたの?

そのしたことについてどう思ったの?

主人公のどんなところが好きになった?

自分が主人公なら、友達や学校でなにをしてあげたい?

参考例を学年別で紹介してみました。

 

v1年生の時

喜怒哀楽まで持ち込むとややこしく感じることもありますので、1つの感情だけにスポットを当てると子供も考えやすく感じるのではないでしょうか。でも喜びが楽しみの感情だけのほうが最初は考えやすいかもしれませんね。

 

v2年生の時

喜怒哀楽のうち2つか3つの感情を混ぜてみてはいかがでしょうか。1年生のときの上級版といったところですね。

 

v3年生の時

例えば主人公にスポットを当てて主人公になりきって、現実世界で出来ること・してあげたいことを考える想像力を伸ばしてあげるのもいいですね。

 

親も一緒に読書を

親も必ず一緒に読書をしてあげてください。一緒に読まないにしても、どこかで必ず読んであげてください。

内容を把握していたほうがサポートしやすく、本の内容によってワークシートの内容を変えたりの工夫もしやすくなります。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。書き方のコツを教えてあげるのも親として大切なことではないでしょうか。

書き方もわからないのに書けと言われたら子供も読書感想文や他の勉強までもが嫌いになってしまうかもしれません。

親のちょっとしたサポートがキッカケで、こちらが思っていた以上のことを子供は書いてくるかもしれませんよ。

子供の発想には固定観念が少なく、その感覚に驚きや感激を感じてしまうことも少なくありません。

 

私の子供の話になりますが、

浦島太郎の感想

わたしが亀に乗って海にもぐったときには、空を見てみたいです。プール遊びの時に水のなかで見た水の星空(水中の気泡が太陽の光に反射してキラキラしていたこと)よりも、もっともっと、たくさんの星空が見れそうだな、と想像しただけで、とても楽しくワクワクした気持ちになりました。

 

という内容が私自身とても印象に残っています。水の星空っていう言葉って素敵だなぁ~って感動したんですよ!

親も一緒に読書していれば、子供が読書感想文を書き終えてからでも一緒になって、お母さん(お父さん)が主人公の力があったら、こうするなぁ~、などの会話も後で楽しめますよ!

 

一緒に考えてあげる機会も小学生の宿題ならではかもしれませんね。

 

お子さんがお子さんなりの考えで無事に読書感想文を終えられることを祈っています!

ご覧頂き、ありがとうございました!

 

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