大根おろしがからいのはなぜ? その栄養と胃にやさしい食べ方とは

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大根
その歴史は5000年前の古代エジプトにまでさかのぼるとのこと。恐らくは、大昔から存在している可能性さえある。もしかしたら人間の歴史より長い可能性すらある。
それが大根

食卓においては秋刀魚・お刺身等の名わき役を演じ時にはブリ大根・おでんと主役にさえなりうる。
それが大根

大根はすりおろした時にさらに栄養素が豊富になるそうです。
そんな大根おろしについての、辛さ・栄養素・胃にやさしい食べ方についてまとめました。


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大根おろしがからいのはなぜ?

大根おろしってそのまま食べると辛いですよね。

 

なぜ辛いのか?

辛み成分と言われるイソチオシアネート(芥子油)の影響によるものとのことです。この成分は、そのままの大根の中には存在せず、すりおろしたり切ったりすることで、細胞が壊れると初めて化学反応により生成されるそうです。

そもそも大根中の別々の場所に存在していたイソチオシアネートの前駆物質(グルコシノレート、芥子油配糖体)とミロシナーゼと呼ばれる酵素が、細胞が破壊されることにより混ざりあい、イソチオシアネートを生成する化学反応を起こすからです。イソチオシアネートの前駆物質は根の先端部分ほど含有量が多く、葉に近い場所の約10倍にもなります。成長が若い大根に多く、大きくなるにしたがって減少していきます。

 

大根おろしがからい その栄養素とは

大根おろしには下記の栄養素があります。

 

食物繊維

整腸作用(水溶性)コレステロールの低下
効果
便秘・肥満解消・成人病予防

 

消化酵素

消化促進(ジアスターゼ)有害部質の排出
効果
二日酔い・胃もたれ・吐き気・胸やけ

 

辛味成分

功菌作用(イソチオシアナート)消化液の分泌促進
効果
食中毒・食欲増進

 

ビタミンC

副腎皮質ホルモン(コラーゲン)の合成免疫力を高める
効果
風邪予防・功ストレス・老化防止・美容

 

昔から大根おろしには医者いらずとの言葉があるように、大根おろしは昔から体に良い食品とされています。大根おろしには消化を助ける働きもあるため、天ぷら等の油物や肉料理等、胃に重いとされる料理との相性もいいのです。大根にはアミラーゼ、プロテアーゼ、リパーゼなどの消化酵素が豊富に含まれていますが、これら酵素は熱に弱いため、加熱による調理法では有効利用ができません。大根おろしとして生のまますりおろすことで初めて消化を助ける効果得ることができるのです。

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大根おろしがからい 胃にやさしい食べ方とは

大根おろしを食べて翌日胃がもたれた経験ありませんか?私はざるそばのツユに大根おろしを沢山いれて食べるのが好きなのですが、辛い大根おろしを沢山食べたときの翌日胃がもたれることがあります。

原因として辛さにあります。辛さは胃に負担をかけますが大根自体には胃をもたれさせる原因はありません。他の胃に負担がかかる食べ物を食べすぎたのが原因である場合が多いようです。

 

逆に大根の辛さが気になる方は大根の下の辛いほうではなく、葉の下の甘い部分(下の部分の辛さ成分の約1/10)をおろして食べるといいでしょう。

 

まとめ

他にもすりおろしたお汁にも利用法があります。

 

大根おろしの汁にハチミツを混ぜて飲むと、喉の痛みに効果的です。同時に生姜もすって「白汁」という飲み方もあるそうです。

 

風邪や腹痛や骨痛の痛み止めとしても利用するときがあります。

大人
・大根おろしの絞り汁カップ1/2

・メープルシロップ大さじ2杯

・お湯

子供
・大根おろしの絞り汁カップに大さじ1杯

・メープルシロップ大さじ1杯

・お湯

喘息の子供には、そのまま飲むか、ホットケーキ等にたっぷりかけて食べます。

 

二日酔い
大根おろしの汁を1杯飲むと効果的です。

 

おろし汁でうがいをすると口内炎・虫歯・歯肉炎などの口の中の炎症に効くとも言われています。イソチオシアネートの持つ殺菌作用によるものとされており、この殺菌作用は生ガキを洗浄する際にも利用される場合があります。殺菌作用があるのでお刺身などに添えられるのはそういう意味です。

 

いかがでしたでしょうか。意識して大根おろしを食べると身体にもいいこと間違いなし!辛い部分の食べすぎにはご注意を(笑)

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